コロナ対策
当院は新型コロナウイルス感染症のリスクを限りなく抑える対策をしています。
新型コロナウイルス感染症が流行し始めた4月には、歯科医院受診は控えた方が良いと言われていました。しかし、6月19日厚生労働省医政局も、キチンとした環境下における歯科治療・メンテナンスの有用性を認めています。 当院スタッフが広島県外へ外出した場合は、新型コロナ抗原検査を行い、陰性である事を必ず確認して診療にあたっております。
歯科治療による感染は報告されていません
歯科医院ではこれまでも感染対策が行われており、歯科医院からのクラスター発生は報告されていません。7月に千葉県の歯科医師が新型コロナ感染しましたが、診察した患者等61人はすべてPCR検査で陰性でした。これは歯科医院環境、診療がウイルス感染において安全であることを示しています。しかし、今後も発生しないという保証は無いため、当院では感染リスクゼロを目指して、以下のような対策を取っています。
当院の感染対策
1.飛沫対策(エアロゾル)
歯を削ったり、着色を取る際にエアロゾル(浮遊する微小な液体)が発生します。そのままでは、広い範囲に飛び散るため、感染の大きなリスクとなります。当院では、口腔外バキュームを用いて、その飛散を防いでいます。また、患者さんのお顔には覆布をかけさせていただいております。
- 飛散するエアロゾル
- 口腔外バキュームによるエアロゾルの吸引
- 口腔外バキューム
- 治療の様子
2.器具などの滅菌
- スタッフ自身が完全防備をしています
- グローブを患者様ごとに交換しています。
- 患者様ごとに診療台の徹底的な清拭、消毒、滅菌をしています(次亜塩素酸ナトリウム液)。
- 患者様に触れる器具や機械は徹底的に殺菌・滅菌を行います(高圧蒸気滅菌器・ガス滅菌器)。歯を削るドリルの柄(タービンヘッド)は患者様ごとに交換、滅菌してパックしています。
- 可能なものは全てディスポーザブル(使い捨て)を使用しています。コップ、エプロン、「水・空気の出るチップ」など
- 患者さんの手の触れる可能性のある所は診療後に徹底的に清拭、消毒しています。
- 滅菌パックした歯を削るドリルの柄
3.空気清浄
診療室・待合室内の空気に気をつかっています。
- 定期的に窓を開けて空気の入れ替えを実施
- 天井に大容量空気清浄機を設置
- 加湿器へ消毒薬(次亜塩素酸水)を添加し空気中のウイルスを除菌
4.研修
定期的に感染対策の研修を受講しています。(2020.8.2 第二種歯科感染管理者講習・検定を3名が受講・検定予定)
当院における次亜塩素酸水を用いた空気清浄について
次亜塩素酸を空中噴霧することは危険だというネット情報もありますが、次亜塩素酸とひとくくりにされており、混乱しています。
次亜塩素酸ナトリウム
キッチンハイターの成分であり、これを薄めて空中噴霧することは危険です(アルカリ性)。
次亜塩素酸水
電気分解で作られ、食品添加物にも使用されています。当院では「ステリPRO」という弱酸性次亜塩素酸水を適正な濃度になるように、専用の機器で空中噴霧しており、安全です。ご安心ください。
天井の大型空気清浄機 + 換気 + 次亜塩素酸水により、少しでも診療室、待合室の空気を清浄にし、感染リスクを減らすよう努力しております。
お口のケアによりウイルス感染リスクを下げることができます
口腔ケアでお口の細菌をコントロールすることにより、ウイルスが体内の細胞に侵入しにくくなるということが分かってきました。特に歯周病菌は、ウイルスを体内に侵入させやすくする酵素を出すと言われています。 また、「舌みがき」で舌苔(ぜったい)という舌の表面の細かい突起の間にたまった食べかすや剥がれた粘膜のかすの中で増殖した細菌のすみ家を減らすことで、ウイルス感染リスクを減らせる可能性があります(鶴見大 花田教授)。ぜひ、こんな時こそ、しっかりとお口のケアをしておくことが大切です。
当院では常日頃より、最大限の感染予防対策を行っておりますので、ご安心ください。